デリカD5 ブレーキパッド交換備忘録(フロント)

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概要

ディーラーにてフロントのパッド残量が約3mmくらいだったため交換を進められましたが、純正品だと部品代約17,000円、工賃約10,000円との事だったので、安い社外品を購入して自分で交換しました。次回のために購入した商品等を備忘録として記事にしてますので、興味ある方はご覧ください。

作業手順ではありません。ブレーキ周りは重要な部品ですので、自信のない方はディーラー等の専門家に任せる事をお勧めします。また、本記事を参考に作業される方は自己責任でお願い致します。

購入したもの

曙ブレーキ工業株式会社の製品で型番は「AN-650WK」。MADE IN JAPANで価格はAmazonで5,000円くらいでした。

曙ブレーキ工業株式会社?

失礼ながら、こちらの会社を存じ上げておりませんでした。信頼ある国産メーカーでなるべく安いパッドを探していた所、こちらの会社の製品が検索結果に頻繁に出てきたのでどんなメーカーなのかとHPを拝見したところ、自動車を含む各種ブレーキ関連の製造販売を行い、売上は2,000億を超え(2019年度)、東証一部に名を連ねる立派な大企業という事を知りました。

IR情報に軽く目を通すと主要取引先は北米で、割合としてはGMがトップでしたが、次いで日産、トヨタ、ホンダ、いすゞと国内メーカーが続き、トップ10以内には三菱自動車もありました。

つまり、ブレーキ製品を製造する大手国内メーカーであり、国内の自動車メーカーにも採用されているという事で品質面でも問題は無いと思われ、値段も純正品に比べて1/3以下とリーズナブルなので、正に私が求めていた商品と言えます。

交換作業

ブレーキパッドの交換は久しぶりで、デリカD5は初めてでしたが、ディスクブレーキはどれも構造は似たようなものだろうと思い作業に取り掛かりました。

ジャッキアップしてタイヤを外す

安定感のある場所でジャッキアップしてタイヤを外します。(画像は砂利ですが色々と諸事情がり理由は割愛します。)

キャリパーの下側のボルトを外す

キャリパーは2本のボルトで留まってます。正面から見た時の下側のボルトを取り外すと、もう1本のボルトを軸にキャリパーを動かせます。ボルトのサイズは14mmで、結構きつく締まっています。長めのラチェットハンドル(あるいはメガネ)があると楽に外せます。

ボルトは内側にあります
下側(赤丸)のボルトを外す
取り外したボルト

キャリパーを半回転させるとパッドの全体が見えます。引っこ抜く感じで手で取り外せます(工具不要)。

キャリパーを半回転させた状態。
正面から。赤丸はボルトがあった部分。

ブレーキオイルを抜いてピストンを戻す

ブレーキフルードを少しだけ抜きます。今回はMAXとMINの中間くらいまで抜きました。100均にあるシリンジ(注射器)で吸い取り、戻す事を考慮して適当な容器に入れておきます。

キャリパーのピストンの押し戻します。指で押したくらいでは戻らないので、専用工具を使うか、工夫して戻します。私はいつも使用済みのパッドを押し当て、そのパッドとキャリパーの間に長めのメガネを差し込み、てこの原理を利用してピストンを押し込みます。ピストンを押し込む事によって内部のブレーキフルードも押し戻されるので、先にフルードを抜いておかないと最悪漏れます。試した事はありませんがブレーキフルードは塗装を傷めるらしいので、漏れないように注意しながら作業します。

ピストンを押し戻す前
ピストンを押し戻した後

パッド交換

ピストンを戻したら新しいパット(鳴き止めのプレートは再利用)を取り付け、キャリパーを被せてボルトを取り付けたら完了です。ピストンの戻しが足りないとピストンがパッドに当たってキャリパーが被さらないのできっちりもどしておきます。

左が古いパッド、右が新しいパッド

ブレーキフルードの確認

ブレーキを踏みこんでブレーキフルードの量を確認します。足りなかったら先ほど抜き取ったフルードを適量戻して調整します。

制動確認

まずはクリープ走行からの停止 → 問題無し。

時速10kmからの停止 → 問題無し。

時速30kmから強めのブレーキで停止 → 問題無し。

市街地を30分ほど走行 → 問題無し。

現在は交換してから500km程走行してますが、ブレーキに関するトラブルや違和感はまったくありません。曙ブレーキ、気に入りました!リアのパッドもあと1年くらいで交換時期となりそうですが、その際も曙ブレーキに交換したいと思います。

以上になりますが、今回の記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

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