サラリーマン日誌:バブルの残党世代

雑記
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概要

平成を「失われた30年」と表現したりもしますが、独断と偏見のビジネス視点でその30年を作り上げた人達についてまとめてみました。タイトルに興味を持った方はご一読頂ければと思います。

※世代全ての人がそうという事ではありません。
 尊敬できる素晴らしい人格者、優れた能力や先見の明を持った偉大な人達も大勢います。
 仕事で関わってきた人達に関して、あくまで個人的に「この世代ってこういう人多いよなぁ」と感じた事を書き綴った内容になります。

「バブルの残党世代」とは

失われた30年を作り上げてきた人達を指す造語です。一般的には使われてません。私がごく少数の仲間内で特定の世代を揶揄する時に使ってる造語ですが、検索してみると同じような表現でブログやSNSに投稿している人がいてちょっと驚きました。一応本記事では1955年~1969年生まれの人と定義しておきます。
バブル時代は一般的に(1985~1991)と言われており、その時代に22~30歳だった人(最年長は1985年で30歳、最年少は1991で22歳)が対象で、本稿執筆時点で55歳~69歳くらいの年齢です。勝手な想像ですが以下のような社会人生活を送ってきたと思われます。
・20代~:バブル真っ盛りで、仕事しなくても給料貰えてたのでそのノリで過ごす。
・30代~:バブル崩壊後も苦労を知る偉大な先輩達がいたので、会社の維持は先輩達に任せていた。
・40代~:先輩達が定年を迎えて徐々に居なくなり、年功序列で立場だけが上がっていった。
     転職当たり前の時代になったが実力が無いため転職もできず、どんな状況になろうが
     定年まで今の会社にしがみつくしかない状況になった。
・50代~:実務経験が少ないので問題解決能力は低く、全部下に丸投げするだけの存在となった。

この世代の人達の特徴

①自分で課題を解決する能力がない

本気で悩んで相談しにいっても的外れな返答が返ってくるか、たらい回しの場合がほとんどです。
「それね、〇〇部の〇〇さんが詳しいはずだから聞いてみて!」をドヤ顔で言われたりしますが、毎回「お前知らねーのかよw」と思ってます。で、〇〇部の〇〇さんに聞いても「は?知らない。俺の専門じゃないし・・・」と言われるのがオチ。結局自力で調べて解決するのがいつものパターン。直属の上司だった場合、報告と連絡はするけど相談はしなくなります。

②年齢による偉さは絶対

年上を敬うのは当たり前。年上には逆らってはダメ。年上の言う事のほうが正しい。
何かを議論する際、このような感情論で意見をゴリ押ししてくる人が多い気がします。
「論理的な思考で議論してね」とか言ってきたりしますが、議論が進んで自分が不利になってくると感情論に切り替わります。職人気質の頑固さとは異なり、根拠の薄い価値観の押しつけの場合が多いです。経験上技術職には少なく、営業職に多いイメージです。

③プライドの高さだけはエベレスト級

つまらないところでプライドが高かったりするのも特徴。
会議に呼ばなかったり情報が共有されてなかったりすると激昂して怒鳴りまくる人、いませんか?
もちろんその人の判断が必要な会議に呼ばなかったら怒って当然ですが、上司でも関係者でもなく決定権もないからそもそも呼ぶ必要性がないのに、呼ばれない事が不満らしく怒ったりします。どうやら自分より偉い人が参加する会議には顔を出さないと気が済まないようです。当然ながら会議の内容は理解できず、それでも出来上がった議事録の参加者欄の名前の順番などをやたら気にしたりします。
また、仕事とは直接関係ないですが、コンビニや居酒屋の店員さんに上から目線で文句言ってる人をたまに見かけますが、その多くがこの年代の人だったりします(多分偶然)。

④決断しない

ポンコツ役職者に多いパターン。
とにかく決めない。YesともNoとも言わない。
ダメならダメで何がダメなのか言ってくれれば良いのですが、それすら言わない(言えない)人のなんと多いことでしょう。
「これじゃダメだよ」「もう少し詳しい資料じゃないと判断できないよ」等、決断をしない理由はいくらでも言ってきますが、何がダメなのか?どの部分の詳細が必要なのか?と聞いても「全体的に」「誰が見てもわかるように」などと抽象的な回答が返ってくるのが王道パターン。結局他の関係者と非公式な打ち合わせで根回しして「立ち話レベルですが〇〇さんの合意は得てます」と伝えてOKをもらう事が多いです。

本当の実力主義の到来

そんなバブルの残党世代ですが、年齢的にちょうどこの人達が会社の主役として働いてきたのが平成の時代です。つまり「失われた30年を作り上げたのはこのバブルの残党世代だよね」というのが私の結論です。最近は人手不足も相まって「能力によって新卒初任給1,000万超え」の会社もちらほら出てきてるようですが、やっとです。やっとそういうのが実現してきました。実力主義の発想は昔からありましたし、それを謳う企業も多くありましたが、入社してみると結局年功序列の会社だったってのがほとんどでした。きっとこの世代の反対勢力が多くてなかなか実現できなかったんじゃないかと思います。バブルの残党世代が徐々に定年を迎えて社内での勢力が弱まってきた昨今、やっと本当の実力主義の時代が到来してきたんだと感じています。

歓喜する間もなく・・・

現在、バブルの残党世代の半分以上は定年を迎えてますが、まだ完全に会社から駆逐されたわけではありません。あと数年で絶滅寸前まで追い込めるはずだったのですが、残念ながら2025年4月からは定年の制度が変わり65歳まで(あるいはそれ以降も)在籍する可能性がでてきました。実にしぶといです。「あの人はあと2年で定年だから我慢しよう」と思ってたらさらに5年以上確定。再雇用じゃなく定年の延長だからきっと立場や権限は今と同じだよな・・・。もう、お腹いっぱいです。やってられません。わかっていた事ですが、やっぱりサラリーマンに安住の地というのは存在しないのかもしれません(でも諦めない)。

最後に

ここまで読んで頂き、「自分はあの人ともっと一緒に働きたいから定年延長はありがたいな」「あの人からもっと色々学びたかったから良い法案だよ」と思った方、そんなあなたは希少な優良ホワイト企業に勤めてる可能性が非常に高いです。多少の不満はあると思いますが、安易に転職を考えず今のところでもう少し耐えてみる事をお勧めします。

以上になりますが、今回の記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

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