【FX】答えの見つからないトレードルール

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はじめに

投資用語やチャートの読み方が全くわからない状態から、自動売買のプログラムを自分で組んでFX取引を行うまでに至った経緯を実体験をベースに記事にしています。FXに興味があるけど何から始めて良いかわからない方や、同じような不安や疑問を持っている方に対して、何か1つでも参考になることがあれば幸いです。

トレードルールは重要です・・・多分

トレードルールについて書かれた記事や動画は多くあり、そのほとんどがごもっともと思える内容で、失敗を減らすためにはルール作りは必須なんだなと思わせてくれます。また、ルールを決めていないことによる失敗を実体験で何度も経験しているため、より一層ルールの重要性を認識させられたりします。そんな訳でトレードルールの勉強をしながら私もルールを作ろうと決心したことがあるのですが、いざ作ろうと思うと意外と難しいことに気付きます。何をどのレベルでルール化すれば良いのか?例えば損切ルールを作るとして、いかなる場合でも一律〇〇pipsとするべきなのか?それともロットや資金によってパターン分けしたほうが良いのか?分けるとしたらどこまで細かく分けるのか?細かくしすぎてちゃんと守れるのか?等、考えれば考えるほどルール作りが難しくなっていきます。最初はあまり難しく考えない方が良いのかなと思い、とりあず大雑把な内容でルールを作ってみましたが、全然うまく運用できませんでした。

利確・損切ルール

損小利大が良いとされているので、とりあえずリスクリワードを1:2とし、損切を-25pips(利確は50pips)としました。数値の根拠はありません。ベースとしてまずはこの設定で運用し、トレードを重ねながら数値をベストなものに調整していければとの考えです。

そこそこの回数をこのルールに従ってトレードしましたが、結果はうまくいきませんでした。利確後にさらに利益方向に動いたり、利確ポイントまでもう少しの所で反転したり、損切直後に反転したり・・・。損切や利確の値を変えても結局同じことが起こります。一律のルールだと無理があるのかなと思い、今度はポイントに幅を持たせてトレードをしてみました(利益目標は30~50pipsくらいで、損切は-30~-10pipsくらいといった感じ)。察しがつくと思いますが、これだと曖昧さによってルールを守らなくなり、いつものように損切ラインを超えてももう少し待ってみようと思って損失が膨らんだりします。

エントリールール

エントリーに関しても、ルールというか根拠を明確にするように努力してみました。手法の細かい部分は控えさせて頂きますが、1時間足に数本のMAを表示させ、レジサポラインを引き、日足、4時間足、1時間足、15分足でのマルチタイムフレーム分析を行い、上位足に沿った押し目買い or 戻り売りの順張りを行うイメージです。

結果は勝ったり負けたり・・・今までと特に変わりはありませんでした。根拠に関してもエントリーの際にそれっぽい理由を付けてはみたものの、突き詰めればその理由に絶対的な優位性は無く、結局は上がるか下がるかの1/2なんだと思わざるを得ません。

例えば過去に3度反発している価格帯があり、そこにサポートラインを引いたとして、4度目も反発するのかと言われるとそうとは限らないのが現実です。綺麗にライン付近で反発する時もあれば、手前で反発したり少し下抜けてから反発したり、あるいは反発しなかったり・・・。私のレベルでは反発の根拠を明確に示すのはちょっと無理がありました。

結局トレードルールって何なん?

FXで儲けている人って本当にトレードルールとか持っているのだろうか?持っているとしてそれは不変的なものなのだろうか?そしてそのルールを徹底して守っているのか?

知人にFXで儲けている人が居ないため疑問だけが残ります。半年以上このトレードルールについて試行錯誤しながら悩んでいますが、出口のない迷路に迷い込んだ感が否めません。まだまだ月日が短いのかもしれませんが、このままトレードルール作りを続けてもいたずらに資金を減らすだけのような気がするので、自分の中で一旦結論を出し、ルール作りは保留にしようと思いました。

結論

あくまで個人的な結論ですが、トレードルールと言うのは“勝ち続けている人が過去の自分のトレードを振り返った時、結果として『こういうパターンでトレードすると勝つ事が多かったかも』というものを後付けでまとめたもの”なんじゃないかと考えます。これが現時点での私なりの結論です。つまりセンスも無く経験値も少ない私がルールありきのトレードを行うこと自体が少々無謀だったのではないかと思いました。

補足

トレードルールとは違いますが、経験則による直感みたいなものはあると思っています。長い年月と多くの経験値を持っている人は、同じチャートでも私なんかと違う感性で多くの事を感じているように思います。そのような領域に達することができるかわかりませんが、私は私なりのやり方でより多くの利益を出せればと考えてます。

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