サラリーマン日誌:転職エージェントってどうなの?

雑記
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概要

転職エージェントを使った時の体験談を書き綴ってみました。転職エージェントの利用を考えている方は参考にしてみてください。

働いててもとりあえず転職サイトに登録しておこう

①まずは転職サイトに登録

転職を考えている人もそうでない人も、転職サイトに登録しておいて損はありません。毎日のメール通知がちょっとウザい程度なので、いつでも捨てられる転職専用のメールアカウントを作り、どりあえず一つ有名そうな転職サイトに登録してみましょう。

また、いきなりエージェントは使わず、まずは自分で求人情報をいろいろ検索してみましょう。転職したい業種や職種の求人情報をなんとなく把握しておくだけでもいざという時役に立ちます。定期的に情報収集して動向を掴んでおくことをお勧めします。

②エージェントは使いたかったら使ってみればOK程度の物

まずエージェントを使うメリットですが、ほとんどありません。
やってる事は膨大な求人の中から利用者の要求を満たすような求人を探し出して提示するだけです。自分で調べる時間を確保できる人には特筆したメリットはありません。

実際無料で利用できる転職サイトのエージェントは一通り使いましたが、大きな括りで言えばどこも同じようなものでした。使った事が無い人は「エージェント」という言葉に何か特別なものを思い期待をするかもしれません。私は最初、「自分のスキルや性格、要望をしっかり分析して、自分に合った企業の求人を独自ルートで紹介してくれるすごい集団」と思ってましたが、全然違くてガッカリしました。

③エージェント=ただの営業

エージェントを利用すると、メールか電話で連絡が来たのち、面談を行います。
面談は直接会う方法と電話等の遠隔が選べます。面談で聞かれる内容は「いつ頃の転職を予定しているのか?」「決まったらどのくらいの期間で転職できるのか?」「希望年収は?」「希望業種は?」「地域は?」等、求人情報を検索する時の条件みたいな内容が多いです。職務経歴はアカウント登録時に書くと思いますので、担当のエージェントがそれを見ながら内容の薄いアドバイスをしつつ、色々質問してきます(時間は30分~60分くらい)。
人によっては結構ガツガツしてるので圧を感じる事があるかもしれませんが、イラつかず丁寧に話してれば面談は終わります。
で、色々話してると「なんか思ってたのと違う・・・」と感じるはずです。
実際にあったのが、
「とりあえず情報収集の段階なので、条件の良いとこがあれば紹介して欲しいです」
「いいとこがあれば転職を考えますが、今すぐってわけじゃないです」
等、直ぐに転職の意向が無い事を伝えた途端、先方の熱が冷めたというか、塩対応になったことが何度かありました。「あれ?なんか失礼な事言ったかな?」と思うほど態度が一変することもありましたが、その理由は「エージェント=ただの営業」だからです。

営業は物を売るのが仕事です。エージェントが何を売るかと言えば、転職を希望している人の労働力です。
報酬は企業によって異なりますが、転職先と契約した年収の何%とか、転職成功1件あたりいくらとか、そんな感じのところが多いと思います。
なので、直ぐの転職を考えてない人はエージェントから見たら商品価値が低くなります。
それでも最初の1ヶ月間くらいはピックアップした求人情報をメールで送ってきてくれますが、だんだん頻度が低くなり、やがて担当がBotのようなものに変わるか自然消滅していきます。

④運がよければ良いエージェントに出会える

エージェントを何度も利用していいると、だんだんと塩対応にも慣れてきます。
まぁ、エージェントも仕事だし大変なんだろうなぁと思いつつ、お互いの時間を有効に使うために面談の最初に転職は考えてるけど情報収集段階であることを伝え、「エージェントさんも求人情報の選別に大変でしょうから、私のために時間とらなくて大丈夫です。私も時間がある時には自分で検索しますので、緩い感じで希望に沿ったものをたまたま見つけたらメールで送ってくれればそれで良いです」と言います。
大抵は1ヵ月で自然消滅するパターンですが、稀に数か月にわたって丁寧に対応してくれるエージェントがいるのも事実です。一人だけですが、過去にそういう人に出会い、実際にその人からの情報で転職もしています。
利用したエージェントの企業名は伏せておきますが、ネット情報だとあまり評判の良い転職サイトではありませんでした。つまり、結局のところエージェントの良し悪しは企業ではなく人であり、その人に出会うかどうかは運次第ってことです。

蛇足:転職サイトとハローワーク求人の違い

有名転職サイトに掲載されている求人情報には地域格差がものすごくあります。関東で例えると条件によっては東京の求人数>東京以外の全県の求人数くらいの違いがあります。ところが各地方のハローワークに行くと地元企業の求人が結構あったりします。この違いは何なのか?転職サイトの人やハローワークの人に実際に聞いた内容をまとめます。
 ・転職サイトへの掲載は有料で期間も決まっているので、募集費を確保できない企業はほぼ載らない。
 ・ハローワークへの掲載は無料なので、地元の中小企業が募集を出す事が多い。
 ・待遇(給料)は転職サイトの募集の方が圧倒的に高い。
 ・ハローワークの募集情報は企業が書いた内容をほぼノーチェックで掲載するため、内容(給料、募集条件、労働環境)が古く現状と全然違う場合が結構ある。

お金が全てではないですが、それでもサラリーマンである以上自分の価値(給料)は重要ですよね。
転職する人のほとんどは今より待遇の良い条件で探してるんじゃないかな?
実際私もそうですし、過去にハローワークの求人で超ブラックに就職してしまった苦い経験もあるので、個人的にはエージェントを使わず転職サイトで自力で探す事が、一番良い転職活動なのかなと思っています。

個人的には転職推進派。でも弊害もある。

転職すればするほど視野が広くなるのは事実です。何十回も転職したわけではないですが、色々な企業文化に触れたり経験を積むことで、物事を俯瞰的というかフラットというか、固定観念が無い状態で全体を見る力が自然と養われるのを実感します。例えば中小企業から上場企業に転職すると扱う金額の桁や情報量の多さに驚いたり、ルールや規則の厳しさと緩さに戸惑ったり、急成長中のベンチャーであれば野心的な人が毎月何人も入社してきて自己主張していかないと埋もれてしまったり、その後に昔ながらの日本企業に入るとスピード感の無さや縦割り文化に窮屈さを感じたり・・・。それらの経験は自分の成長という観点ではプラスですが、逆にダメな部分がすぐ見えてしまい、会社に対する見切りも早くなってしまいます。

転職して3ヵ月もするとその会社やプロジェクトのダメな部分がなんとなく見えてきて、一応問題が起こりそうな事に対して意見や指摘はしてみるものの、経験が無いが故に「んー、言ってることはわかるけど、とりあえずこのままで!」の回答が多く、ほどなくして危惧した問題が起こります。そのままそこで問題解決に勤しんで評価を得る事もできますが、すでに経験している事で面倒な作業であることもわかっているので、「この会社だめだ」と早々に見切りをつけてしまう事があります。それが良い事か悪い事かは時間が経ってみないとわかりませんが、個人的には転職の弊害だと思ってます。

まとめ

話が脱線しましたが、本記事の内容をまとめますと、
・エージェントを使うメリットはほぼ無い
・エージェントに過剰な期待をしてはいけない
・素晴らしいエージェントもいるが、出会える可能性は低い
・経験するという意味では、試しににエージェントを使ってみるのも有り
という感じです。

最後に

ここまで読んで頂き、「今よりも高い給料の転職先が無いんだよなぁ」「色んな事にチャレンジさせてくれるから今のままでも経験積めるんだよなぁ」と思った方、そんなあなたは希少な優良ホワイト企業に勤めてる可能性が非常に高いです。多少の不満はあると思いますが、安易に転職を考えず今のところでもう少し耐えてみる事をお勧めします。

以上になりますが、今回の記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

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