サラリーマン日誌:組織図から読み解く残念な人

雑記
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概要

組織図から読み解く「あまり関わらない方がいい人」の記事です。転職したばかりでどんな会社かわからない人や、異動先の組織にどんな人がいるのかわからない人は、本記事を判断方法の手段の一つとして、参考にして頂ければと思います。

まずは組織図を見よう

ある程度の規模の会社には大抵組織図があり、社内ネットワーク上などに掲載されている事が多いです。
転職や異動した際は、まずこの組織図を確認しましょう。

①鯉のぼりの人に注意

以下はどこにでもある組織の略図ですが、赤枠のように直属の組織が無い人がいるかどうか確認します。

所属は「本部付」や「部付」と表現したりしますが、見た目から「鯉のぼり」と呼ばれることもあります。図は1人ですが、複数人いる場合もあります。
経験上、この「この鯉のぼり」の人達はだいたい癖が強いです。必要以上に関わると面倒くさいです。
そもそも何でそんなところにいるのかを考えれば察しが付くと思いますが、どこの部署にも必要とされていないからそこに居るのです。
元々はどこかの部署に属していましたが、「扱い難い」「ルールを守らない」「組織の和を乱す」等、様々な理由で排除され、行き着いた先が鯉のぼりという場合が多いです。また、プライドが高く自己主張が強かったりするので、組織図の上の方に鯉のぼりとして置かれる事が多いです。

②よくわからない組織名や役職名がついている人は危険

何をやってるのか想像つかない部署名に所属してる人は、残念な人の確率が高いです。「戦略」「技術」「コーポレート」「サポート」等、すごそうだったり意味がぼやける横文字が使われてる部署名が多いです。
もちろん適切に使われている場合も多くあります。例えばマーケティング系の組織に「戦略部」とあれば、なんとなく業務内容は想像できると思いますが、管理系の部署に「戦略部」だと、何をやるのかまったく想像つきません。
そしてそのような組織の長は、本部長や部長が兼任している事が多く、所属しているメンバーは上記で言う「鯉のぼり」に該当するような人達が多かったりします。
また、謎の役職名が付いている場合も似たような事が多いです。「チーフ」「スペシャル」「シニア」「マネージャー」等。年功序列で等級だけは高くなり、係長より給料もらってるけど課長のように組織運営を任せられる能力がない人や、経歴だけすごい人を他所から引っ張ってきて本部長にしたけど、思ったより使えないから本部長外れてもらった人など、なんらかのマイナスな理由があったりします。もちろんこれも一概には言えず、例えば管理能力は低いけど技術力がずば抜けて高く、課長より給料は高いけど権限や立場は課長より低い人なんかは、そのような役職名を持っている場合があります。1つの要素で判断せず、事業内容、部署の役割、役職の職務を総合して判断するのが良いでしょう。

異動履歴を見てみよう

組織図で怪しそうな人物の目星を付けたら、以前の組織図や異動履歴(人事異動)を確認すると確度が高くなります。履歴の保持や公開範囲は企業によって異なると思いますので、閲覧できない場合は素直に諦めましょう。
閲覧できる場合は、頻繁に異動している人をチェックします。頻繁に異動している人や、ずっと鯉のぼりのポジションにいる人はほぼ黒です。面倒な人なので関わるのは避けた方が良いです。

「統括」がつく組織

「統括部」や「統括課」等。
組織長1人の場合が多いですが、所属メンバーがいたり、鯉のぼりがいたりする事もあります。
「統括部」を例にすると「本部」と「部」の中間に存在する事が多く名前からして「部」全体を管理するように思えますが、そんなことやれてる人は見た事ありません。本部長や副本部長をやれるほどの能力がなく、それでも部長以上の給料を貰ってるのでそれなりのポジションで仕事を与えなければならない。そういう人が就く、あるいはそういう人のためにわざわざ作った部署の可能性が高いです。
また、決裁権限は無いけど承認ルートに入ることが多く、業務の妨げになることがあります。
 例:出張申請で部長の承認が必要な場合
   申請開始 → 課長承認 → 統括課長承認 → 部長決済
こんな感じで、「あんたのとこで申請止まってんだけど早く承認してよ。つかお前の承認って必要なの?」という邪魔者以外の何物でもない存在になってしまっている事が多いです。

被害を被らないためには?

・逆転の発想で自分が鯉のぼりの人になる。
 「仕事はできる。でも扱いにくい。」
見方によっては便利な立場です。面倒な仕事を押し付けられることはなく、気を使って接してくれる人が多いの で、周りの目や陰口を気にしなければあまりストレスを溜めずに仕事に従事できるでしょう。

・「いい人」になり過ぎない。
優しさや気遣いは時に都合のいいように利用されることがあります。いい人すぎると、面倒な人の部下や上司にあてがわれたり、雑用や関係ない仕事をどんどん押し付けられることがあります。本心じゃなくても「ちょっとだけ扱いにくい人」を演じる事も、身を守るためには必要です。

最後に

ここまで読んで頂き、「そんな人本当にいるの?」「うちの会社の役職者は全員人格者だけどなぁ」と思った方、そんなあなたは希少な優良ホワイト企業に勤めてる可能性が非常に高いです。多少の不満はあると思いますが、安易に転職を考えず今のところで働き続ける事をお勧めします。

以上になりますが、今回の記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

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