【FX】初めてFX口座を作って初めてトレードした時の話

投資関連
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はじめに

投資用語やチャートの読み方が全くわからない状態から、自動売買のプログラムを自分で組んでFX取引を行うまでに至った経緯を実体験をベースに記事にしています。FXに興味があるけど何から始めて良いかわからない方や、同じような不安や疑問を持っている方に対して、何か1つでも参考になることがあれば幸いです。

最初のつまづきは「FX口座」

FXに興味を持つきっかけは人それぞれかと思いますが、いざ始めようとしたとき、普段使わない専門用語などが出てきてなんとなく敷居が高いように感じた事はないでしょうか?私の場合、FXの始め方を調べていて最初につまづいたのが「FX口座」という言葉でした。FX口座を開設しないと取引は行えませんが、それまで口座と言えば現金を預けておくいわゆる銀行口座しか知らず、え?銀行口座と何が違うの?というレベルだったので、まずはFX口座について理解する必要があり調べる事に・・・。FX口座で検索してみると色々な業者のFX口座があることを知り、さらにそこから〇〇コースなど複数のコースに分かれている場合などがあり、情報過多によってどの業者でどのコースの口座を開けば良いか迷いました。また、同じ業者でも比較サイトでの評価が異なったり、ランキングサイトもランク付けの根拠が今一不透明だったり、口コミも賛否両論あるので、調べるほどどこが良いのか分からなくなってしまいました。有名どころと思われる業者のHPは一通り閲覧しましたが、書いてあることはどこも似たり寄ったりで、違いやそれぞれの強みがよく分かりませんでした。

とりあえずJNBで開設

「スプレッドは業界最狭水準!」とか「スリップしにくく強い約定力!」とか、謳い文句の意味も最初は良く分かりませんでした・・・。わからない言葉はとにかく直ぐに調べてその都度理解するようにしてきましたが、FX未経験の者からすれば、例えば米ドル/円のスプレッドが他社より0.1銭狭かったとして、それが実際の取引に対してどのくらいのインパクトがあるのかまったく想像がつきませんでした。そんな中、たまたま見つけたFX会社がJNB(ジャパンネット銀行)でした。他社に対しての優位性は特に見当たらなかったのですが、昔からネット銀行として頻繁に利用しており、銀行という事もあって個人的な信用度は他社よりありました。このまま迷っていても埒が明かないので、最初のFX口座はとりあえずJNBで開設することにしました。

基礎知識の習得

口座開設に費用はかかりませんし、銀行口座⇔FX口座への振り込みは同サイト内で完結するので初心者でも特に迷うことはありませんでした。入金まで済ませたらあとは実際に取引を行うだけですが、知識ゼロのままトレードしても高確率で負けると思い、はやる気持ちを抑えて基本的な知識を覚える事にしました。用語の意味やチャートの見方、テクニカル分析、注文方法、通貨ペアの特性等々、本来は最初に身に着けるべき知識をこのタイミングで覚えました。今でもチャート分析はほどよく継続していますが、この時は土日含めて1日あたり3~4時間くらい、それを2週間程続けました。Youtubeをメインに個人のブログや証券会社のHPを読み漁り、とにかく何度も何度も復習しながら知識を叩き込みました。参考までに、ド素人の私にも非常に分かりやすく今でも重宝しているのが、小次郎講師という方の動画です。「小次郎講師」で検索すれば出てくると思います。派手なパフォーマンスやエンターテイメント的な要素はありませんが、純粋に学習を目的とするなら個人的にはこの方の動画が一番分かりやすく感じます。

リンク:小次郎講師のYoutubeチャンネル

通貨選びと実取引

最低限の基礎知識を身に着けたところで、今度は通貨ペアでの迷いが生じました。JNBの最低注文ロット数は1,000通貨なので、1ドル100円の米ドル/円だと10万円分の米ドルを取引する事になります。口座には15万入金しており、仮に1円変動しても1,000円のインパクトなので大したことないのですが、初めはこの10万円という金額感に若干びびってしまい、注文を躊躇してしまいます。JNBが扱っているもっと安い通貨は無いものかと探していたら、南アフリカの通貨(ZARという表記でランドと読む)が目に留まりました。当時は1ZAR=8.2円くらいだったのを記憶しています。これだと1,000通貨分の金額は8,200円なので、トレードに慣れるための金額感としては悪くないと思い、意を決してZARを1,000通貨買いました。

買った瞬間からマイナス

当たり前の事ですが、スプレッドの差分がマイナスとなります。頭ではわかってましたが実際に目の当たりにすると一瞬焦ります。そしてものすごく嫌な気分になります。たかだか10円程度のマイナスですが、「損をしている」という負の観念が精神衛生上良くありません。そしてこのZARという通貨、あまり動きません。激しく乱高下するチャートを見ながらここぞというタイミングを見逃さずに決済する事をイメージしてましたが、実際はすごく地味です(一概には言えませんが最初はそう思いました)。そしてチャートを眺めていると少しずつ下がってきてマイナスが膨らみます(-50円くらい)。値頃感でなんとなく上がりそうと思って買ってしまったので、どこまで下がったらどうするとかはまったく考えておらず翌日に持越し。結果的に利益が100円くらいになったところで慌てて決済し、取引を終了。これが最初の取引でした。

その後

とにかくZARでの取引を1ヶ月くらい、ほぼ毎日繰り返し行いました。スキャルピングは禁止されていますが、そもそもスキャルピングの厳密な定義は利用規約には記載されておらず、サーバーに負荷のかかる取引と判断した場合・・・みたいな表現だったので、特に気にせずひたすら裁量トレードを行いました。慣れてくるとロット(レバレッジ)を上げた時の証拠金維持率低下に対しての恐怖感や、暴騰暴落への必要以上の危機感が徐々に薄れてきたので、口座へ追加入金して米ドル/円やユーロ/円等、クロス円を中心としたトレードを行うようになりました(※それでもレバレッジは最大でも3倍程度としています)。

数か月経過し、振り返って感じた事

リアルマネーでトレードする事によって、チャート分析の重要性、ロット/レバレッジの考え方、エントリーからの利益確定と損切ポイントの決め方、資金管理、プロスペクト理論の再認識等、独学で事前に得た知識の意味を自分のトレードに当てはめて深く理解する事ができたと実感します(今は今でこの時の考え方とは違うものもあります)。独学の一環でデモトレードでの練習を考えた事もありましたが、失敗も含めてリアルマネーのほうがより多くの経験を積めると思って実施しなかったのですが、個人的には正解でした。肝心の収支は約6ヶ月で+80,000円程度。資金はちょいちょい追加してこの時は50万円で運用。利益も損失も数百円単位がほとんどのショボいトレードで、とにかく回数を重ねてコツコツ積み上げた結果です。一応プラスにはなっていますが、それでもエントリーや決済に明確な根拠は無く、自分で納得のいくトレードはできていません(要はギャンブルトレード)。時折大きな損失を出しつつも、今も何とか生き残ってますので、運用次第にはなりますがFXはそれほど危険な投資ではないと思うようになったのがこの時期でした。損失を被る可能性もあるのでFXを万人に勧めるつもりはありませんが、業者によっては1通貨から注文できるところもありますので、金銭面での不安がある方はそのような業者で始めて見るものよいのではないかと思います。

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