はじめに
17スコーピオンのウォームシャフトとハンドルノブのベアリング化の記事になります。メンテしたばかりのスコーピオンですが、クラドのベアリング化を機に本機のベアリング化も行いました。また、昔別の機種に使用していたハンドルノブが余っていたので、こちらも併せて装着してみました。
分解
ウォームシャフトを取り外します。ベアリング化の対象パーツはウォームシャフト右にある樹脂製の白いブッシュです。ベアリングは内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mmを使います。
分解しながらなんとなく嫌な予感がしてたのですが、残念ながら的中してしまいました。クラドのベアリング化の時にベアリングがウォームシャフトにはまらず、ウォームシャフトを削る作業が発生したので、もしかしたらこれも・・・と思いましたが、見事にはまりませんでした。仕方が無いのでクラドの時と同様に耐水ペーパーで削り、本体に取り付けてガタつきを確認、ほんの少しガタがあったので0.1mmのシムを追加して組みなおしました。
お次はハンドルノブ。メッキを傷つけないように注意しながらキャップを精密ドライバーでコジって取り外します。
ドライバーでネジを外してハンドルノブを抜き取り、ブッシュを取り外したところで想定外の発見。この機種は内側(本体側)にはベアリングが使われており、外側にはブッシュが使われてました。ベアリングはそのまま利用するため予定より2個少なくて済みます(買っちゃってるけどね)。
今回はベアリング化ついでにハンドルノブも交換します。物は昔買った夢屋のEVAハンドルノブ(確か6,000円くらい)。メタニウムMg7用に買ったものですが、他のノブを取り付けた時から釣り道具入れの片隅でひっそりと出番を待ちつつ、数年の時を経ての復活です。
グリスを拭き取ってベアリングとノブを取り付けて仮組し、ガタを確認。片方には0.1mmのシム、もう片方には0.3mmのシムを入れて調整し、本体に取り付けて完成です。
巻き心地
お気に入りのハンドルノブに交換したため手触りは最高です。意味もなく10分くらい巻き続けてしまいましたが、巻き心地は「なんとなく良くなったかも」程度です。ウォームシャフトのベアリング化は、それだけをやる事で劇的な変化があるわけではないのかもしれませんね(私が鈍感なだけかもしれません)。
以上になりますが、今回の記事がどなたかのお役に立てば幸いです。