財布の紹介
ブランド
「GANZO」という日本のブランドです。HPの内容からブランドについて簡単に言いますと、立ち上げは1999年、前身となる会社の歴史は長く、創業から100年以上経っている革製品の老舗企業です。扱っている革はいくつかありますが、私が現在愛用しているものはブライドルレザーを使用したBRIDLE CASUAL(ブライドルカジュアル)の 純札入れになります。革の事はあまり詳しくありませんが、馬具などに使用される非常に丈夫な牛革のようです。
購入の経緯
仕事とプライベート、フォーマルとカジュアルの全てのシーンで使用でき、多少雑に扱っても問題ない丈夫さを兼ね備えた本革の財布が欲しかったため、色々と調べてブライドルレザーという革が良さそうとの結論に至りました。実物を見に行った際、その丁寧な作りと革の質感がとても気に入り、購入を決めました。ちなみに1つ前の財布はコードバンという馬革を使用した財布だったのですが、繊細で扱いに気を使う革であったため、新品時は光沢があり非常に美しい革だったのですが、ジーパンのポケットに入れて使用したり雨に濡らしてしまったりで早い段階でその美しさを失ってしまいました。
使用年数
7~8年くらい使用しています。出かけるときは大抵、ズボンの後ろポケットに入れて持ち運びしています。丈夫な革とは言え、同じ向きで同じ側のポケットに入れていると一方向に湾曲してくるので、多少の気遣いとして財布の向きを上下逆にしたり、左右のポケットに入れ替えたりしています。
上の画像が現物。全体的にくたびれた感が漂っています。折り曲がる部分や角に皺があり、コバの剥がれも一部見受けられます。内側もカードが普段からあたる部分が剥がれているような状態になっています(普段はカードが入っているので目立ちません)。個人的には全てエイジングによる変化として楽しんでいますが、どうなんでしょう、ものすごく丁寧に扱っているわけではないので状態の良し悪しは正直分かりません。
メンテナンスの頻度
3ヶ月に1回くらいのペースで、ちょっと表面が乾いてきたかなと感じたら革用のクリームを薄く塗って磨いています。
使用しているメンテナンス用品
コロニルのレザークリーム(カラーレス)を使っています。値段は2,500円くらいしました。比較するほど豊富にクリームを使ってはいませんが、今のところこのクリームに不満はありません。ただ、シーダーウッドの香りがしますので、ひょっとしたらそこでの好き嫌いはあるかもしれません。画像のものは「プレミアムディアマント」と言う商品で既に廃盤となっていますが、現在はその後継商品が販売されているようです。
残量は20%くらいでしょうか。購入は財布と同じくらいの時期だったと思いますので、こちらも7~8年経過しています。革財布と革靴にしか使用していないため中々減りません。
お手入れ(自己流)
【工程1】クリームを塗る
適量を指につけて薄くまんべんなく塗っていきます。画像の右半分が塗った直後のイメージです。光の加減で塗りすぎのように見えますが、薄く塗ってます。布より指でやる方がクリームをのばしやすいです。
【工程2】乾かす
1~2分経過するとクリームが乾いて曇った感じになります。画像だとわかりにくいかもしれませんが、右半分がクリームを塗って乾いた状態です。
財布の外側と内側全体にクリームを塗って乾かします。札入れとカード入れの中は塗りません。
【工程3】磨く
ぼろきれで磨きます。磨くと言うと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、乾いた余剰クリームをふき取るイメージでやさしくこすると光沢がでてきます。本当は専用のポリッシングクロスを使用した方が良いのでしょうが、私は古くなったTシャツ(綿100%)の切れ端を使って磨いています。
上の画像は磨いた後のもので結構な光沢が出ているのですが、画像だと違いがよくわかりませんね・・・。肉眼だと違いは歴然なのですが、光沢感を伝えられないのが残念です。ちなみにこの光沢、手垢ですぐにくすんでしまいます。布切れ等で拭けば直ぐに輝きを取り戻すので、マメな方は1日の終わりに軽く拭いてあげると良いでしょう。
まとめ
クリーム塗って乾かして磨く。面積が狭いので10分程度で終わります。クリームには革への栄養分が含まれていて防水効果もあるので、革の寿命を延ばしてくれるだとうと信じて今後も定期的にメンテナンスを行いながらエイジングを楽しんでいきたいと思います。また、GANZOの商品が気になった方のためにリンクを貼っておきますので、よかったら他の製品などもご覧ください。
GANZO: https://www.ganzo.ne.jp/