UCOキャンドルランタンのオイルランタン化

キャンプ道具関連
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その昔に購入したキャンドルランタン

災害用(非常用)のバッグに詰め込んでおいた非常食のアルファ米がそろそろ賞味期限を迎えるので、入れ替えついでに荷物を整理したところバッグの底からでてきたのが画像のキャンドルランタン。非常用なので普段の生活や趣味で使う事は無かったのですが、久しぶりに火を灯してみたらなんとも言えない優しい明るさに魅入ってしまい、非常用から常用に格上げすることにしました。常用と言っても月1,2回のアウトドアで使う程度だと思いますが、手元に置いておいていつでも使えるようにしておきます。

UCOのキャンドルランタン。 昔のものなのでステッカーが今のものと異なります。

実際に使用する上での問題点

ただ、このキャンドルランタン、使った事ある方はわかると思いますが中がすぐに蝋まみれになります。購入時に使用感を確認するため数回使ってみましたが、溶けた蝋で各パーツが固着して取り出すのに苦労した覚えがあります。元々は非常用だったのであまり気にしてませんでしたが、常用となると個人的には結構重要な問題です。解決策とし思い付いたのは「オイルランタン化」でしたが、知識が無いためまずはネットで検索。デザインも良い交換用キットが販売されていましたが、お値段が少々高く感じたので却下。調味料のビンを使って自作されている方がいらっしゃったので、偉大な先人達の情報を参考に自作にチャレンジする事にしました。

素人の工作のため、当サイトを参考に自作される方は自己責任でお願い致します。

材料探し

埼玉県三郷市にあるホームセンター「スーパービバホーム」で材料を揃えました。ここは2Fがクラフト&ホビー専門店となっており、近くに100均もあるのでDIYで必要なものは大抵揃います。

購入品① ニップルセット(180円)

穴のあいたボルトです。ステンドグラス関連の所に置いてありましたが、本来の使い方はわかりません。外径は約10mm、内径は約8mmです。長さは30mmですが、結果論としてもう少し短くても大丈夫でした。

薄いナットが3つとワッシャが1枚付いてます。
上から撮るとこんな感じです。

購入品② ゴムワッシャー(118円)

ホームセンターのボルトやナットがバラで売っている場所にありました。他にも同サイズに近いゴム製のパッキンがエアツールや水道関連の売り場にありましたが、値段が一番安いものを選びました。

購入品③ ワッシャー(14円)

ゴムワッシャーと同じ売り場にありました。10mmのワッシャーです。

購入品④ 綿のロープ(58円)

これもホームセンターで買いました。6mmの綿製ロープです。15cmあれば十分なのですが、メーター売りなので1m購入しました。

と言うわけで新規購入したものの金額は全部で370円(税別)でした。

作成

ボトルの準備

オイルを入れるボトルです。偉大なる先人達はサンショウやコショウの調味料のビンを使っていましたが、当家にサンショウは無く、コショウのビンは四角いやつなので、一味唐辛子のビンを使用しました。サイズさえ合えば調味料の種類は関係ないと思います。僅かではありましたが中身が残っていたので別の容器に移し、ラベルとキャップを外してよく洗います。

芯を通す部分の作成

ワッシャーとゴムワッシャーをくっつけ、ニップルを通し、上下からナットで締め付けます(工具は使ってません)。

綿ロープを適当な長さに切ってニップルに通します。ニップルとのクリアランスが広いので、この部分だけ綿ロープに針金を巻き付けてねじ込みました。

ジッポオイルを入れてケースにセット。芯を10mmくらい出した状態で火を付けてみたところ炎が思いのほか大きかったので芯をカットして調整。最終的にはニップルからでるかでないかくらいになりました。ちなみにこの状態で逆さにすると、オイルが芯から染み出してポタポタと垂れてきます。

ケースから外した状態。ビンの口とゴムワッシャーの外径がほぼ同じため、構造的にはビンに乗っかってるだけですが、セット時はケースにあるバネの力で上に押さえつけられているため、多少傾けた程度ではオイルが漏れてくる事はありませんでした。また、15分くらい火を灯しましたがゴムワッシャーが溶けるような事もありませんでした。

一旦完了

炎の調整を終えたところで一旦完了。良い感じに仕上がりました。

蓋の作成

使い切らなかったオイルを毎回戻すのも面倒だし、かと言ってそのままだと直ぐに気化してしまいそうなので、ナットが1つ余っていたのでこれを利用してなんとか蓋のようなもが作れないかなぁ・・・と思い試行錯誤。缶バッジとの組み合わせで蓋を作ってみました。

安全ピンを外して表面を凹ませる

ペンチで引っ張って安全ピンを外し、そのままペンチの先で表面を潰します。

ナットの取り付け

瞬間接着剤でナットをくっつけます。

取り付け

接着剤が乾いたら取り付けます。一応蓋としての役目は果たしてくれそうな物になりました。

ケースにも干渉してません。逆さまになってしまった時のオイル漏れも多少は防いでくれることでしょう。

ボトルにジッポオイルを半分程度入れ、蓋をした状態で2日置いてみましたが、目視であきらかに分かるような減り方はしていませんでした(※少しは減ってます)。気化を完全に防ぐことはできませんでしたが、しばらくはこれで使ってみようと思います。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

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