ハッカ油を使用した虫よけスプレー(2019年版)

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はじめに

虫の季節が到来する頃なので、今年も虫よけスプレーを自作しました。自作を始めてまだ3年目ですが、最初はハッカ油のみで作成し、毎年1つずつエッセンシャルオイルを追加してます。昨年は「シトロネラ」を加え、今年は「ヒノキ」を追加しました。

作り方

他の方の作り方を参考に材料の割合は自己流で毎回変えています。割合と言っても厳密な計測は行わず目分量です(エッセンシャルオイルの量は毎回少しずつ増やしています)。今回は約100mlの量を以下の割合で作成しました。

  • 無水エタノール・・・20mlくらい
  • ハッカ・・・20滴くらい
  • シトロネラ・・・10滴くらい
  • ヒノキ・・・10滴くらい
  • 精製水・・・ボトル一杯になるまで

ボトルに無水エタノールを入れ、各オイル(ハッカ、シトロネラ、ヒノキ)を適量入れ、回すように混ぜます。混ぜた後、精製水をボトル一杯になるまで入れて蓋をし、良く振って完成です。無水エタノールは可燃性なので火の気には注意してください。

使い方・効果

使い方

ボトルを良く振り、衣類(帽子、Tシャツ、ズボン)にまんべんなく吹きかけて使っています。特に帽子には多く吹きかけています。肌は汗ですぐに流れ落ちるので吹きかけてません。車中泊する場合は車のフロアマットに吹きかけ、BBQでタープテントを張る時には生地の内側に吹きかけてます。安く大量に素早く作れるので遠慮なく使ってます。

効果

多分効果はあるだろう・・・程度で、あらゆる虫の接近を完全に防ぐ事はできません。BBQで肉を焼けばその匂いにつられてアブやハエが寄ってきますし、夜になればランタンに羽の生えた虫が集まってきます。ただ、人にまとわりついたり、衣服にくっついたり、刺されたりする事はほとんど無いので、スプレーによる忌避効果なのかなぁと思っています。虫によって嫌いな匂いが異なるそうなので、今後オイルの種類を増やしていけば更なる忌避効果を得られるかもしれません。ただこのスプレー、オイルの量が少ないせいなのか持続性が短く感じます。体感的に30分~1時間で効果が無くなる感じなので、頻繁に吹きかける必要があります。自作する度にオイルの量をちょっとずつ増やしているのは、持続性を伸ばせたらとの思いからです。

ハッカ油の実験

ハッカ油はポリスチレン(PSと表記)を溶かすと言われています。ボトルを選ぶ際はこれに気を付ける必要があります。私が使用しているものはポリエチレンテレフタレート(PETと表記)のボトルになります。100均で購入して2年使っていますが、今のところ問題はありません。

ハッカ油や無水エタノールに対して「PET」材質もあまり適していないようですので、自作される方はご自身で良く調べてから自己責任にて作成してください。

本当にポリスチレンを溶かすのか?

疑問に思ったので実験してみました。そもそもポリスチレンでできているものに何があるのか分からないのでまずは調査。調べてみたところ身近なものでは白色トレイ(肉などが入っている容器)がポリスチレンでできているとのことで早速準備。黄色の部分に3滴ほど垂らしてみました。

ささみが入っていたトレイ。ささみは関係ありませんが、画像中央くらいに三角形のマークがあり、その下に「PS」の文字があります。

30分放置

溶けました!表面が見事に侵食されています。触ってみましたがオイルの成分が無くなっていたのでさらに3滴垂らしてみました。

さらに30分放置

かなり溶けてきました。次で穴が開きそうな勢いです。さらに3滴垂らしてみます。

改めて30分放置

更に溶けましたが予想より侵食度は少なく、穴はあきませんでした。内側には別の材質でできたフィルムのような物が貼られているような感じです。これ以上は溶けなそうなので実験は終了。

割りばしでつついてみたら簡単に破れました。

結論

ハッカ油はポリスチレン(PS)を本当に溶かしますので、容器を選ぶ際には材質に十分注意しましょう。

補足

気になったので使用している液体類とスプレーボトルの材質の相性についてもう少し調べてみました所、私が使用している「PET」材質も良くないとの情報がネット上に散見されました。また、ハッカ油だけでなく無水エタノールもプラスチック類を溶かすようです。今のところPETのスプレーボトルで問題は起きていないため、人柱としてこのまましばらく使ってみて、問題が起きたら改めて共有したいと思います。

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